べき思考とはどのような思考なのか?
そもそも「べき思考」とは、どのような思考なのでしょうか?
「べき思考」とは、その人が育った家庭環境や職場環境を通じ、培われ信じてきた思考のことで、その思考は一人ひとり異なります。
例えば、子供のころから親に完璧を求められ、人に嫌われるなとしつけられた人は「何事においても完璧であるべきだ」「人に好かれるべきだ」などの強い「べき思考」を持っています。
同様に、パワハラ行為者には、過去の職場での価値観や常識により、「会社の仕事を最優先で考えるべきだ」「仕事とはこうあるべきだ」などの「べき思考」を持っていることが多いようです。
建設業のべき思考について
建設業特有のべき思考には、例えばこれまでの建設業の常識に基づいた、次のような思考が上げられます。
・女性に現場業務は任せるべきではない
・仕事は盗んで覚えるべきだ
・命に係わることもあり、安全管理が厳しいので、厳しくしかるべきだ
・工期に間に合わすべきだ
・協力会社は元請会社のいうことをきくべきだ。
べき思考が引き起こすこと
「べき思考」とは、本人にとっては、当たり前で疑うことがないほど強く信じている「信念」のようなものであり、そのため単なる「考え方」であるにもかかわらず、本人にとっては「正しい事実」だと思い込んでいます。すると、
| ◆自分にとっては、疑いようがない正しい考え方である(と強く思い込んでいる)ため、「べき思考」に反する環境、考え方、行動をする部下に対して、ハラスメント的な言動をとってしまう! |
| ◆自分は正しいことをしている(と思い込んでいる)ため、パワハラをしている自覚がない! |
ということが起こり、無自覚に同じパターンを繰り返してしまうのです。



